GVTCコミュニケーションズ

プロセス中心型アプリケーションを活用し、AgilePointで新たな競争優位性を獲得
業界: 通信 / フォーカス: ビジネストランスフォーメーション
GVTCは、サンアントニオ北部およびテキサス州南中部地域で40,000以上の顧客に、高速インターネット、デジタルケーブルテレビ、電話、スマートホームセキュリティ監視を提供するフルサービスの通信プロバイダーです。GVTCは、複数年にわたり『Broadband Communities Magazine』から「トップ100ブロードバンドプロバイダー」に選出されています。GVTCは、エンタープライズ顧客を対象とした新たな事業分野であるイーサネットソリューションの立ち上げに際し、ビジネスアナリストが迅速にプロセス中心型アプリケーションを作成できる基盤技術として、AgilePointを採用し、ビジネスの変革を進めました。
課題と目標
GVTCは、新たな次世代光ファイバー伝送技術を構築しましたが、それにより生じた顧客の技術要件は、既存のレガシーな受注処理システムでは対応できませんでした。既存のシステムでは、複数の文書やファイルリソースを利用しており、それがタスクの重複、エラー、サービス状況の「ブラックホール」を生み出していました。各部門間のデータ共有も、個人がExcelスプレッドシートを用いて行うなど、正確なシステムがなく、属人的な運用に依存していました。 GVTCは、この手作業で管理されていたプロセスを、AgilePointの自動化されたプロセスアプリケーションに移行し、シームレスな受注処理プロセスを構築しました。これにより、重要なサービスレベルアグリーメントの管理や、新たなキャリア契約における金銭的ペナルティの回避が実現されました。
ビジネストランスフォーメーションの目標
GVTCは、受注から納品までのエンドツーエンドのエンタープライズプロセスフローを効率的に構築し、遅延や不履行によるペナルティを回避するとともに、注文処理全体にわたる関係者全員のコラボレーションとプロセスの可視性を向上させたいと考えていました。また、既存および新規の販売や契約要件、定期メンテナンスや障害チケットを含む保守・サポート業務にも対応できる仕組みを整備したいと考えていました。
導入アプローチ
GVTCは、これまで使用していたMaster ASR(Access Service Request)用のExcelスプレッドシートと共有ドライブでの更新を廃止し、AgilePointを活用して最適な受注ワークフローを構築しました。このワークフローは、タスクを可能な限り効率的に完了できるように設計されており、すべての関係者がネットワーク内外からPCやモバイルでプロセス情報にアクセスできるようになっています。これを実現するために、GVTCはAgilePointのフォーム技術を活用し、必要なタスク情報の入力フォームを作成。各タスクステップで必要なデータや情報を提供しながら、単一のプロセス管理されたSQLデータベースにデータを格納し、レポート作成やデータの整合性を確保しました。
また、GVTCはAgilePointを活用して、グループタスクや進行中の注文、重要な保守・トラブルシューティング要素のマスターインベントリにアクセスし、監視できる企業標準のSharePointダッシュボードも提供しました。さらに、すべての関係者に対して、合理的な納期と作業順序に基づく注文タスクのステータスおよび期限超過の通知も行いました。これにより、注文ステータスの確認にかかる時間を削減し、エンドツーエンドの受注処理全体におけるステータスと可視性を提供できるようになりました。
導入成果
GVTCにおける「イーサネット・バックホール受注処理プロジェクト」は、現在では受注から納品までのエンタープライズワークフロー全体を自動化しています。このプロジェクトにより、すべての関係者がPCおよびモバイルで部門をまたぐプロセス全体にアクセスできるようになり、すべての注文に対してコンプライアンスと監査性を確保しています。
「私たちは、より多くの資金力を持つ非常に大きな競合他社と戦っています。だからこそ、より良いプロセスを持ち、より効果的かつ効率的に競争する必要があります。新しい事業が立ち上がり始めたばかりで、私たちには助けが必要でした。AgilePointを活用して、プロセスの効率を改善し、コストを削減しています。」
Marc Miller
戦略企画および事業統合担当ディレクター
「AgilePointは、私たちの戦略的IT構築を長期的にサポートしてくれる存在です。我々にとって理想的な選択です。」
Thomas Micromanager
ビジネスプロセス、業務運営および請求担当
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